セーフワードとは
行為を即座に止めるための、あらかじめ決めておく合図です。SMの文脈で使われる言葉ですが、必要なのはSMの場面に限りません。
「やめて」という言葉が、そのまま止める意味に取られない場面があります。演技として扱われたり、照れだと解釈されたりするためです。そこで、絶対に止める意味だけを持つ言葉を決めておきます。
言葉で決める場合
その場面で自然には出てこない言葉を選びます。日常的な単語や、行為と関係のない言葉が向いています。
- 果物や色の名前(「りんご」「みどり」など)
- 数字(「10」など)
- 信号の色を使う三段階(青=続けてよい/黄=弱めて/赤=止める)
三段階にしておくと、「止めるほどではないが弱めてほしい」を伝えられます。止めるか続けるかの二択より、使いやすくなります。
声が出ないときのために
いちばん大事なのはここです。緊張していると、言葉が出なくなることがあります。頭では止めたいと思っているのに、声が出ない。これは珍しいことではありません。
そのために、身体を使った合図を一緒に決めておきます。
- 手を上げる
- 握っているタオルを離す(あるいは強く握る)
- 相手の腕を2回叩く
- 足を動かす
声と身体、両方を決めておけば、どちらかは使えます。
理由を聞かない、という取り決め
合図を決めるだけでは足りません。止めたあとに理由を聞かないという取り決めを一緒にしておく必要があります。
「どうしたの?」「痛かった?」と聞かれると、説明しなければならなくなります。説明が要ると分かっていると、止めること自体のハードルが上がります。結果として、我慢する方向に働きます。
当サイトの施術では、止まったあとに理由をうかがうことはしていません。中止した場合の料金も0円のままです。
使わなくてもよい
決めた合図を、その日一度も使わないことのほうが多いです。それで構いません。合図の役割は、使うことではなく、使えると分かっている状態を作ることにあります。
「いつでも止められる」と分かっているだけで、身体のこわばりが減ります。同じ刺激でも受け取り方が変わるため、決めておくこと自体に意味があります。
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