性感帯と呼ばれる理由
乳首と乳輪には神経の終末が集まっていて、皮膚1平方センチあたりで比べると、身体の中でも密度が高い部類に入ります。触れられたことを細かく識別できる場所だ、ということです。この点が「性感帯」と呼ばれる根拠になっています。
もう一つの理由は、乳首への刺激が、脳の中で性器への刺激と近い領域に届くという報告があることです。ただしこれは「乳首を刺激すれば性的な快感が生じる」という意味ではなく、そういう経路が存在しうる、という段階の話です。
それでも感じない人がいるのはなぜか
神経が多いことと、快感が生じることは別です。差が生まれる要因として、次のようなものが挙げられます。
身体の側の条件
- 神経の分布の個人差/密度も走り方も人によって違います。生まれつきの部分です。
- 皮膚の厚さ/厚ければ弱い刺激が届きにくく、薄ければ痛みが出やすくなります。
- 乳首の形/陥没している場合、表面に出ている部分が少なく、触れ方が限られます。
- ホルモンの状態/月経周期、妊娠、授乳、更年期で感じ方が変わります。
状況の側の条件
- 緊張/身体がこわばっていると、同じ刺激が痛みや不快さに変わります。
- 触れ方/強すぎる、速すぎる、乾いた指、時間が短い。相性の問題であることが多いです。
- 安心できているか/止められると分かっている状況とそうでない状況では、同じ刺激でも受け取り方が変わります。
「くすぐったい」という反応について
くすぐったさは、弱い刺激に対する防御的な反応です。快感の手前の段階ではなく、別の系統の反応と考えられています。したがって「くすぐったさに慣れれば感じるようになる」とは限りません。
くすぐったさが強く出る場合、刺激を弱めるより、接触面を広くして圧を一定にするほうが収まることがあります。指先でつつくより、手のひら全体で押さえるほうが落ち着く、という形です。
感じないことは異常ではありません
乳首で感じないことは、身体の異常ではなく、治療の対象でもありません。感じる人がいるのと同じ意味で、感じない人がいます。
ただし、以前は感じていたのに急に感じなくなった、触れると痛い、分泌物がある、しこりがあるという場合は別です。身体の変化のサインである可能性があるため、施術より先に医療機関へご相談ください。
確かめる場としての体験
chikubizeme.jpの無料体験は、感じるようにすることを目的にしていません。今の自分がどう反応するのかを、痛みを避けながら確かめる時間としてご利用いただけます。
初回は施術代・ホテル代・交通費を含めて0円です。触れずに終える、話だけで終える選択もできますので、確かめる気持ちが固まっていない段階でご相談いただいて構いません。
乳輪と乳首では役割が違います
ひとまとめに扱われがちですが、乳首(乳頭)と乳輪は構造が異なります。乳首には乳管の開口部があり、表面はやや角質化しています。乳輪はその周囲の色素の濃い部分で、モントゴメリー腺という小さな隆起が並んでいます。
神経の分布も同じではありません。そのため、乳首に反応がなくても乳輪では違う、あるいはその逆ということが起こります。「胸は感じない」と判断する前に、この2つを分けて確かめる余地があります。
乳輪の外側、普通の皮膚に移行するあたりで反応が出る方もいます。範囲を少し広げるだけで結果が変わることがあるのは、このためです。
性感帯という言葉の使われ方
「性感帯」は医学用語ではなく、性的な刺激で快感が生じやすい部位を指す一般的な言い方です。定義に幅があり、どこまでを含めるかは書き手によって違います。
そのため「乳首は性感帯である」という文は、そういう人がいるという以上のことを述べていません。全員に当てはまるという意味では使えない言葉です。
この点を押さえておくと、記事を読んで「自分は当てはまらない」と感じたときに、自分の側の問題として受け取らずに済みます。当てはまらない人が含まれていないだけです。
刺激が届くまでの条件
神経が多くても、そこに刺激が届かなければ何も起こりません。届き方を左右する条件がいくつかあります。
- 皮膚の状態/乾燥していると表面が硬くなり、弱い刺激が伝わりにくくなります。
- 温度/冷えていると感覚が鈍くなります。先に温めるだけで違うことがあります。
- 身体の緊張/こわばっていると、同じ刺激が痛みやくすぐったさとして処理されます。
- 注意の向き/「感じるか確かめよう」と監視している状態では、快感は生じにくくなります。
これらは変えられる条件です。神経の分布は変えられませんが、届き方の条件を整えるだけで結果が変わる場合があります。
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