なぜ乾燥しやすいのか
乳首と乳輪の皮膚は薄く、皮脂腺も少ないため、もともと乾燥しやすい場所です。そこに次の条件が重なると、皮むけやひび割れに進みます。
- 冬場の空気の乾燥
- 入浴時に石けんでよく洗う
- 下着や衣類との摩擦
- 繰り返しの刺激
- ホルモンの変動(月経周期、授乳期、更年期)
保湿のしかた
| ワセリン | 刺激が少なく、皮膚の表面を覆って水分の蒸発を防ぎます。乾燥した乳首にはいちばん扱いやすい選択です。 |
|---|---|
| 低刺激の保湿剤 | 無香料・無着色のもの。顔用のものを流用しても構いません。 |
| 避けたいもの | アルコールを含むもの、香料の強いもの、スクラブ入りのもの。 |
塗るのは、入浴後の水分が残っているうちが効果的です。薄く伸ばす程度で足ります。厚く塗ると下着に移り、かえって蒸れます。
避けたいこと
- 石けんでよく洗う/必要な皮脂まで落ちます。ぬるま湯で流す程度で足ります。
- 皮をむく・こする/傷になり、治りが遅くなります。
- 荒れているのに刺激を続ける/ひび割れが深くなります。
- 熱いお湯を当てる/乾燥を進めます。
- スクラブや角質ケア/この部位には向きません。
受診を考える目安
次の場合は皮膚科でご相談ください。
- ひび割れが2週間以上治らない
- 出血している
- じくじくしている、汁が出る
- 片側だけに症状がある
- 保湿しても悪化していく
施術について
皮むけ、ひび割れ、赤みがある間は施術を行いません。オイルを使うとしみることがあり、摩擦で悪化するためです。
回復には数日から1〜2週間かかります。落ち着いてからご相談ください。日程を改めることに費用はかかりません。
季節による違い
乾燥は冬に集中しますが、夏にも起こります。冷房の効いた室内に長くいると空気が乾き、汗をかいたあとに拭き取ることで皮脂が落ちます。季節に関係なく、保湿を切らさないほうが安定します。
また、入浴の温度も影響します。熱いお湯は皮脂を落としやすく、湯船に長く浸かるほど乾燥が進みます。荒れている時期は、ぬるめの湯で短めに済ませてください。乳首まわりだけは、石けんを使わずぬるま湯で流す形で足ります。
下着を洗う洗剤や柔軟剤が合わないこともあります。荒れ始めた時期と、洗剤を変えた時期が一致していないかを確認してみてください。すすぎが足りず残留していることも原因になります。
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